最近の色々話題のドコモ
皆さんもTVやネットニュースなどで見かけることが多いかと思います。
ドコモ口座からの不正にお金が引き出されてしまった件は 業界全体に大きなマイナスイメージが出来たことは間違いないでしょう。
そして今回のNTTがNTTドコモを完全子会社化するという報道もかなり驚きました
最初に 顧客目線で表面的な答えを書くと、この完全子会社化は ドコモを強くしていく可能性が非常に高く、その恩恵として 値下げや5Gの普及が促進されるものだと感じます。
「なんだ 良いことばかりじゃん! 是非やって!」
という声が聞こえてきそうですね😅
それでは 子会社化することとは どういうことか?
まずドコモは親会社になるNTTの言う事を拒否できない立場になります
じゃあ そのNTTですが、NTTの大株主は政府です。
つまりNTTは政府(大株主)の意向を積極的に取り入れなければならなくなります。
ということは・・・
極端に言えば ドコモは政府の言うことを拒否できなくなります。
この流れだと 大幅値下げは行われます
でもドコモは赤字でもいいんです。
だってNTTグループは企業全体で黒字になればいいわけで、ドコモが赤字だろうが関係ないという事ができちゃうわけです
企業として そうするかしないかは別問題だけど、赤字OKができちゃうことがヤバいって事
さてそうなると困るのはライバル他社です
ドコモが大幅値下げするとなれば、競合他社も値下げせざるおえなくなるでしょう。
ドコモはバックに元国営のNTTがついていますが、他社はそんな後ろ盾は存在しません。経営資本は比べものになりませんから、同じ様な値段で他社が追随するとなれば、ドコモ以外は利益が減り5Gや6Gへの今後の設備投資などがきつくなるでしょう。
一方ドコモは大きな傘下に守られ潤沢な資金をもとに新しい技術を開発発展させることが他社に比べたら容易にできるのではないかと推測できます。
これが 不平等と言われている原因です。
また斜めから物を考えると 政府の天下り先が大きくなったとも言えそうです。
一般的に言われている上記の予想ですが、こうなると もはや 電気通信事業そのものを全て国営化してしまったほうがいいんじゃないかと思えてきます。
もう、リアルに半沢直樹の世界ですね
今回ドコモは色々な言い訳をして子会社になる道を選択したのですが どの言い訳もピンときません。
ドコモは業界シェア40%でナンバー1
他社に比べて10%以上差があるにもかかわらず 営業利益は業界3位という体たらくなのです。
つまり経営がへたくそなんでしょう。
自ら立て直しができないからNTTの子会社となる道を選んだ様です。
最後に
決してドコモを批判するつもりはありません。ドコモは使える道具を使ったにすぎません。
ただ これが 業界にどういう影響を及ぼすのかは 想像するのが難しいですね。
他社は連合組んででもドコモ以上の成績を叩き出してほしいと思うのは僕だけでしょうか。。。